先生、ちょっと黙っていて!
- 美千代 水上
- 4月14日
- 読了時間: 2分
更新日:5月22日
下関市ピアノ教室
水上ピアノ教室講師の水上美千代です。
このブログでも、いくつかご紹介していますが、
水上ピアノ教室の「ピアノコース」のモットーは、
【短い曲でも自分らしく演奏できる子供たちになってほしい】ということ。
ここ最近もまた
自分らしいピアノを奏でてくれるようになった
生徒さんが誕生したので
ご紹介します。
「先生、ちょっと黙っていて!」
この言葉を口にした6歳のK君。
「親子のいるか」
という曲を今日からスタート。
「スイスイ泳いでいるように弾きたいよね」
「イルカの親子が、仲良くジャンプしているよ。」
……いろいろ話をしてイメージを膨らませました。
1週間後
レッスンでどんな事が起きたか。
ちょっと覗いてみましょう。
いつものようにK君ピアノに向かい弾き始めました。
彼が弾く演奏に合わせて、
私が「なめらかに~。
ざっぶーん ざっぶーん。」
と歌ったり、声をかけていると、
K君。「先生、ちょっと黙っていて!」と一言
「ボク一人で弾く。」
……それからおもむろに弾き始めました。
なんと!!
先回一緒に話し合ったところを
真剣に弾こうとしているK君の姿がそこにありました。
彼の中には
イルカの親子が仲良くジャンプしているイメージがちゃんとあったんです。

しかもイメージに合わせて
(音の大きさを弾き分けていて)
「ここはお母さんイルカで、ここは子供のイルカなんだ。」と
説明してくれました。
もうビックリ😲でした。
この短い曲の中で
どんなふうに弾こうかイメージを膨らませ
K君らしい演奏を聴かせてくれました。👏👏👏
私が歌うまでもなかったんですね。😢
ピアノコースになると、
こんな風に自分のイメージを生き生きとピアノで表現する
生徒さんがどんどん増えていきます。
教室中にその子らしいピアノの音が響きわたる
それが本当に嬉しいし、私も心地がいいです。
自分らしく仕上げる力がついてきたK君。
これからどんな演奏を聴かせてくれるのか
とても楽しみです。